「その問いは誰のものか」―西洋科学と先住民の知の対話を読む
「その問いは誰のものか」―科学の枠組みを超えた知識の探求
ダグラス・L・メディンとメーガン・バングによる著作『その問いは誰のものか 先住民の科学・西洋科学・科学教育本』(訳:山田嘉徳、ナカニシヤ出版、2021年刊)は、科学の問いそのものを問い直す革新的な一冊です。
先住民の科学と西洋科学の対話
本書は、これまで科学教育の主流として扱われてきた西洋科学だけでなく、先住民の知識体系や経験に根ざした科学観をも取り上げ、両者の交わりや溝を丁寧に分析します。誰がどの問いを設定し、どのような知識が正当とされるのか。科学とは何かを問い直し、知の所有権について深く考察しています。
科学教育への新たな示唆
教育現場でどう多様な科学観を尊重し、包括的な理解を促せるのか。本書は単なる理論だけでなく、具体的な教育実践にも触れており、教員や研究者にとっても示唆に富んだ内容となっています。
なぜ今、読むべきか
グローバル化が進み、多文化理解が求められる今日、科学を学ぶ私たちは「誰の問いを解くのか?」という根本的な視点を身につける必要があります。本書はその一助となる貴重なリソースです。
書籍情報
- タイトル:その問いは誰のものか 先住民の科学・西洋科学・科学教育本
- 著者:ダグラス・L・メディン、メーガン・バング
- 訳者:山田嘉徳
- 出版社:ナカニシヤ出版
- 発行日:2021年3月
- サイズ:348ページ/22cm
- ISBN:9784779515804
先住民の視点と西洋の科学が織りなす知の新地平を、一緒に旅してみませんか?
二つの科学観
本の情報
ISBN:978-477-951-580-4 著者:ダグラス・L・メディン、メーガン・バング 訳者:山田嘉徳 出版社:ナカニシヤ出版 出版年月:2021年3月 ページ数:348頁 サイズ:22cm 分類:教育≫教育学[教育学その他] 原タイトル:WHO'SASKING?ソノトイワダレノモノカセンジユウミンノカガクセイヨウカガクカガクキヨウイク 登録日:2021年6月2日